(余談2:世界的なファッションデザイナーのコシノジュンコ氏著作の「失敗はチャンスだ!」の文中のページに私達の考え方と共鳴した部分が有りましたので、抜粋させて頂きました。)
★コシノジュンコ氏は、子供が生まれたことで、自然なものって、果物にしても魚にしても花にしても、みんな丸で出来ていると感じ、(対極の美)のもとは、おなかの丸さからの発見だったそうです。宇宙、自然は丸で、人間も自然のひとつで、丸で、人間も犬も猫も魚も木も花もみんな自然のなかのひとつの存在だから。この世界は一見人間がつくったように見えるけれども、人間をもつくった神様のつくったものは、みんな丸い形をしていると感じ、1980年のパリコレクションのテーマを(スパイラル)と名付けたそうです。私共のカットスクールも以前から同様の考え方を持っていましたので、「オーバルラウンド(円)カット(究極の円カット)」という名前が誕生しました。
<オーバルラウンド(円)カット哲学とは・・・>
究極のヘアカットとは、誰にでも似合うヘアスタイルを作れる事だと思います。
因みに、ヨーロッパ、アメリカの美容専門学校では、オーバル(卵形)フェイスは、パーフェクト(完璧な)フェイスと言われています。
その考え方をヘアスタイルに置き換えて、オーバル(卵型)のヘアスタイルに作成することが、完璧な黄金バランスに則った誰でも似合うヘアスタイルだと考えます。
また、この考え方で作られたヘアスタイルは、風が吹いても崩れにくくスタイルの持ちも良い、何よりもラウンド(円)ヘアカット技法(G,Pを中心に放射状に引いてヘアカットする技法)で切られたヘアスタイルは、フォワードシェープ、リバースシェープどちらに梳かしてもリバーシブルなヘアスタイルを作ることが出来ます。ですから、オールマイティーなスタイリングが可能になります。
因みに、銀河系や頭の髪の毛の旋毛も一点を中心にらせん状に丸く渦を巻いています。その丸く渦巻く髪の毛に沿って、ラウンドセクションを取って、G,Pを中心に放射状に引いてヘアカットしていきますと、前後、左右、完璧に対称的な長さにヘアカットする事ができます。
また究極のヘアカットとは、自然の法則に則ったカット技法だと考えます。そこで、自然の法則とは何かと考えますと、森羅万象、万物共通の形は、円すなわち球体であると思います。たとえば、私達が住んでいる地球、そして月、太陽とほとんどの星の形が丸い球体となっています。
また植物においては、すいか、みかん、りんご、梨、ブドウ等丸い球体になっています。そして人工的に作られたサッカーボール、テニスボール、野球のボール、ゴルフボール、自動車のタイヤ、自転車のタイヤ等ほとんどが丸い球体で作られています。それは、全ての衝撃に対して頑丈であり、尚且つ壊れにくいという自然の法則に則った形が、円であり球体の形だと思われます。
また新幹線の1両目の形が丸い卵形になっています。最近の形はもっと細長い卵形の流線型になっています。この事と反対に通勤電車のような1両目が四角い平面になっていますと、風の抵抗を直接に受けスピードも鈍ってしまいます。自然の法則に逆らわずに走ればスピードも落とさずに目的地に最速で着くことが出来ると思います。
その事を、言い換えれば、自然の法則に則るという事は、損をしないということで有り、逆を言えば得をするという事です。
以上のような内容が私共の「オーバルラウンド(円)ヘアカット」のコンセプトで有り中心になっています。
1991年1月23日
オーバルラウンド(円)カットスクール (代表 小林幸博)
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